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もふの森

インク沼の水先案内もふが文具について語るブログ。

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インクの濃さとニブの関係

前に友人とペリカンのエーデルシュタインの話をしていた時に「あれ綺麗なんだけど筆記したら薄いんだよなあ」と言われまして。
私自身エーデルシュタインはアンバーを愛用しているのですが、一度も薄いと感じたことがなかったので首を傾げていたのですね。

ところがその同じアンバーをいつもと違う万年筆に入れてみて、友人の言っていた意味がよくわかりました。
確かに薄いんです、筆記していて。読めない訳じゃないけど、明らかに薄い。今までそんなこと思ったことなかったのに!

そこではたと気付きました。
今まで入れていたのはパイロットの組み立て万年筆、Fでも他社のEFなんじゃなかろうかと言う細さを誇るニブのペンです。
今使っているのはM200カフェクリームEF、細いと言っても国産Fよりは太いニブです。

そう言えば件の友人の愛用万年筆はM800グランプラスのBでした。所持している万年筆もニブの太い物が多かった筈。
ならカフェクリームEFより更に薄く感じるのかも…?

エーデルシュタインを可読性良く、濃く筆記するにはニブは極細の方が良いのかも。
インクの濃淡は太いニブの方が出やすいので、用途と好みに合わせて、ですね。

薄く感じて使い辛いインクはひとまずパイロットのFニブ鉄ペンで使ってみると雰囲気が変わりそうですね。
手持ちのプラチナFニブ鉄ペンも大抵のインクの使用に耐えてくれます。

逆に濃淡出なくてつまんないなーと思ったらニブ太めの金ペンで書くと楽しい気がします。
インクとペン、色々組み合わせを試してみると面白そうですねー。

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インク工房に行ってきました(ご報告のみ)

8/20にナガサワさんちか店で開催されたインク工房に参加して参りました。

噂にはお聞きしておりましたが石丸先生ダンディでかっこいいですね…!
インク作って頂く時に仰っていたのが「ご自分の第一印象は否定しない方がいいですよ」とのこと。
そのアドバイスのお蔭で、予想していたよりもずっと素敵でとても気に入ったインクを作って頂けました。
気に入った色になるまで何度も何度も作ってくださるんですよ!
インクを本当に愛していないと出来ないことだよなあと。尊敬しきりです。

転売業者の所為でリピート注文が出来なくなっているのがとても残念です。
インクをこよなく愛する人達が悲しい思いをするのはやだなあ。

インクが完成したら皆自分のインクの名前を用意された用紙に筆記するのですが、
(石丸先生がお持ち帰りになるのかな?)
それがまた皆それぞれいい感じで楽しかったです。

中国からのお客様だとか、小学生の男の子だとか、はたまた慣れてらっしゃるのかレタリングで綺麗に書かれている方だとか…。
皆さんインクお好きなんだなあって嬉しくなりました。

私は…豆粒のような文字を書いてしまいました。あはは。

詳細なレポートはまたそのうち、書けましたら。


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筆記の愉しみは良いノートから

万年筆もインクも大好き、となると今度は筆記するノートも選びたくなってくるものです。
ダイソーのA6ノートも重宝してるけどね! インク裏抜け上等で何でも書くのに良いです。遠慮なく書ける。
でも折角の万年筆の気持ち良さを味わうにはそれだけじゃあつまんない、と思うのです。

と言うことで、今回はもふのお気に入りノートのお話です。

・ツバメノート
http://www.tsubamenote.co.jp/
ノートと言えば、という気がするツバメノート。使用しているフールス紙は裏抜けもなく滑りが良くて書きやすい!
クリームノートのシリーズは表紙も色付きでかっこいいですし、何より紙がクリーム色で目が疲れにくい。有難いですね。
いろんなお店や企画とコラボしたノートを出してくれることも多くて楽しい製品もいっぱい。
私はナガサワ文具店コラボノートと、国芳国貞展コラボノート(頂きもの)を持ってますよ。

・リヒトラブ ツイストノート
http://www.lihit-lab.com/products/line/twistringnote/
リングノートなんですが、中身のリーフを自由に抜き差しできるんです。
勉強してる人にはこの有難さ分かって頂けると思うんですが、書いた紙を後で別ファイルに順番に綴じなおせるんですよ!
必要な部分だけ綴じて持って行く、なんてことも可能。ルーズリーフとバインダー使うよりずっとスマートに軽く持ち運べちゃうんですよねえ。助かる。
紙は上質紙なので裏抜けなく、インクの乾燥も早い印象。
セーラーさんのインクは元々乾燥しにくい気がするからちょっと時間かかったけど、ペリカンのBBなら問題なしでしたよー。

・ほぼ日手帳WEEKS
https://www.1101.com/store/techo/
手帳好きにはお馴染みのほぼ日。一日一ページなんて書けない私は週間のコンパクトな此方を愛用しております。
紙がねー!トモエリバーなんですよ!薄いのにインクの裏抜けしない頼もしい紙。
そしてインクによってはレッドフラッシュを起こしやすい!
書いた文字の色が変わる時もあって楽しいんですよねー、トモエリバー。
フリーメモがいっぱいあって何でも書き込めるのもこの手帳の利点。
展覧会のチケットなんかはフリーメモのところにマステで貼っちゃいますね。
立ったままでも書きやすいハードな表紙の分がお気に入りです。
インクの乾燥は若干遅めかな…? 書いた後すぐは手でこすらないように注意。

・測量野帳
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/fieldnote/
我らがコクヨ様の誇る最強手帳です。お値段200円でハード表紙、上質紙だから裏抜けもなし。コンパクトで薄くて持ち歩きやすいし、書き心地良い。
何が嬉しいって、大きな文具店に行かずともホームセンターで買えるんです。測量する人用の手帳だから。
ロフトやハンズまで行かなくても、地元のお店で買えちゃうんですよ。最高ですよねー!
たまにしれっと限定コラボとか出してくれる事もあるよ。
マステや紙でデコったり、自作のカバーかけたりする愛用者もいらっしゃるとか。
旅行の記録とか書くのに重宝してますね、私は。
あとお土産リストとか、差し入れリストとか…欲しい万年筆リストとか…インクの名前とか…。

コクヨさんといえばのキャンパスノートも優秀。
学研さんのムーミンノートも可愛いだけじゃなくて紙しっかりしてて良かったなー。
今のところこんな感じでノート楽しんでます。参考の一つになれば幸いです。


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人は何故インク沼へと誘われるのか

ご大層なタイトルですが、インク沼は貴方の隣で口を開けているよ、って話です。

お友達やご家族にお手紙を書くのが好きな方。趣味で絵を描く方や小説を書く方。日記や観劇記録、ライブの記録を取るのが好きな方。
それらを自分好みの色のインクで書けるとしたら…って考えると、魅力的じゃありません?

ゲルインクのボールペンも最近色が豊富で素敵です。
私もSARASAクリップとか愛用してます。書きやすいしお手軽だし、発色も綺麗。
でも、自分の好きな芯の太さのお気に入りの色が使えたらって、歯がゆく思うことも多々なんですよね…。

ボトルインクを使うとこの悩みが一気に解消されます。
例えば、インク沼の入口と名高いパイロットさんの色彩雫。
http://www.pilot.co.jp/library/010/
和の名前の付いた美しい全24色。好みのお色を選べます。

たとえこの中に好みのものがなかったとしても、セーラーさんのジェントルインク、丸善さんのアテナインキ、ローラー&クライナー、エルバントラディショナルインク、ペリカンエーデルシュタイン、ナガサワさんの神戸インクに代表されるご当地インクetc...
好みのインク、絶対に見つかると思います。
ちなみに私は可読性良くて濃すぎないピンクが欲しくて探していたところ、岡山のうさぎやさんの限定インク「備中の秋桜」に出会いました。めっちゃ綺麗です。たしかなまんぞく。

自分の好きな色で、しかも書きやすい万年筆で筆記する幸せ、たまりませんよー!
お店によってはインクの試し書きもお願いできますし、色見本を置いてくれているお店もあります。

あとね、ぶっちゃけ好きなキャラクターとかアイドルとかいる方。イメージカラーのインク、探せます。
色見本探してこれいいなーって見つけた時の嬉しさ!買って手元で書いてやっぱりぴったりだったーって喜べるのもまた良し!自己満足だけど!
同好の方と「これあの人っぽくない?!」って盛り上がるのもまた楽しいんですよ。
…其処は万年筆も同様だったり。

色の名前も皆素敵で其処に惹かれるのもあり。
ご当地インクは地名や名産品の名前が付いてることが多いので、その地の武将とかお好きな方にはたまらない気がする。
ペリカンエーデルシュタインなんか名前の通り全部宝石の名前付いてるし!
私みたいにドイツ語圏贔屓の者にはローラー&クライナーのドイツ語のラベルがかっこよくてもう。

インクを入れて使えるローラーボールというペンもありますよー。此方もとっても書きやすい!
気軽においでくださいませインク沼!


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噂の真相、シマーリングインクにはカクノ?

暫く前、Twitter上のリツイートで回ってきた話です。
何でも、DIAMIN社の営業の方が「シマーリングインクを使うならカクノがいい」とお勧めされたとのこと。
当該ツイートを見た私は何?!と思いました。早速カクノを買いに行かなくちゃ!と。

ご存じない方向けに。
カクノと言うのはパイロットさんから出ている1000円+税の万年筆です。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/
グッドデザイン賞も受賞、可愛らしいデザインと意外な程本格派な書き味で、万年筆への敷居を低くしてくれた素晴らしい商品。
グリップの三角形がとても握りやすく、書きやすい。
お子様向けのようですが、なかなかどうして大人が使っても満足できる万年筆です。

ご存じない方向けに、そのに。
DIAMIN社はイギリスのインクのメーカーです。その多彩な色展開はもう、全部揃えるとかペンが何本あっても足りない程です。100以上あるんじゃないかな…数えてないけど。

で、そのDIAMIN社が昨年2015年発売したのがシマーリングインク。全10色、金色か銀色のラメが入っているのが特徴です。筆記するとインクの中のラメがきらきら光って綺麗なんですよ!

だがしかし、シマーリングインクには欠点がございます。
ラメの粒が大きいのか、まあ万年筆が詰まること。
私も美しさに惹かれてSparkling Shadowsと言う灰色に金色ラメの入ったインクを購入したのですが、毎日筆記するように心がけていても詰まりました。
綺麗なのに使い辛い。何というじゃじゃ馬!
諦めてガラスペンを買って使うかなあ、でもなあ…と思っていた時に先述のツイートが回ってきた訳です。
慌てて文具店にカクノとコンバーターを買いに走ったのは言うまでもありません。

ご存じない方向けに、そのさん。
コンバーターと言うのは万年筆にボトルインクを入れて書く為の道具です。
万年筆を置いてるお店なら一緒に売ってますよ。

で、買い求めたカクノM(中字)にシマーリングインクを詰めて使っているのですが。
凄いよカクノ。全然詰まらない。スムーズに書けちゃう。
勿論毎日筆記するように心がけているんですけど、前に入れてたペンはそれでも頻繁に詰まっていたのに、カクノ凄い。滑らかに書けます。

と言うことで、シマーリングインクにはカクノ、正解だと思います。私は。

Twitterで検索してみたら「カクノ使ってみたけど詰まった」って方もいらしたので、まあ試しに、くらいのつもりで使ってみることをお勧めします。
私はシマーリングインクを宝の持ち腐れにせずに済んで大喜びですよ!


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