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もふの森

インク沼の水先案内もふが文具について語るブログ。

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国産三社のお話。(またはプラチナさん愛用者の暴走)

前の記事で万年筆は敷居高くないよ、と言うお話を致しました。
そこでちらっとお名前を出しましたね、国産有名三社。セーラーさん、パイロットさん、プラチナさん。
どのメーカーもクオリティの高い素敵な万年筆を多数出してくださっています。
「何が違うの?」と仰る方は是非お近くのお店で試し書きをお願いしてみてください。
書き味が面白いくらいに違うんですよ…。

ちなみに私の仲の良い友人はしっかりした筆記感とカリカリ感が気に入って、パイロットさんが一番ぴったりだと言っています。
違う会社のペンも買ってみたけど、結局パイロットさんのものを一番重用するとか。
コクーンとかプレラとか、色も豊富で可愛いですよね。
あとプレラは蓋を閉める時の心地良さが半端ないことでも有名…。

セーラーさんのペンが好き、と言う友達もいますよ。
かしっとした固い書き心地が書きやすいとのこと。
レクルのパワーストーンカラー、可愛いなあって見てます。

…あ、この記事では鉄ペン(スチールニブ)に限って話を進めて参ります。
金ペンだとちょっとまた変わって来ちゃうので。
(セーラーさんの金ペンは寧ろ滑らかぬるぬる感が気持ちいい気がする)

で、私がこよなく愛しているプラチナさんの万年筆。
前述の二社のような多彩な軸の種類とか、実はあんまりないんです。
プラチナさんは3000円の価格帯だとバランスの4色とスケルトン軸3色…くらい…?
http://www.platinum-pen.co.jp/fountain_balance.html

はっきり言うと、地味め。…なんですけども。
筆記感の心地良さがまあ、尋常じゃない。
私が愛用しているのはバランスのクリスタルローズ、スチールニブなのですが、滑らかさ半端ないんですよ。紙に全然引っかからずに書けちゃう。
しかも私は手帳筆記がメインで豆粒どころかゴマ粒のような文字を書くのですが、その筆記に耐える細さ。
Fニブ(細字)なのにEF(極細字)なの?!って思うくらい。
はまって数本増やしてますし金ペンも持ってるけどメインはこの子以外に考えられない。いつも持ち歩いています。
プラチナさん、滑らかな筆記の出来るこの子を作ってくれて本当にありがとうございます!

バランスのクリスタルのシリーズは透明軸で中のインクがよく見えるのも可愛いです。
地味とか言ってごめんね、いぶし銀の魅力だと思っているよ。
なんかね、あんまり豊富な見目の展開に走らないところも可愛いなって…。
とか言いつつ新色出してくださったら多分しっかり食いつきます私。
金ペンだけど河口どんな軸なのかめっちゃわくわくしながら待ってるよ…!

あと、私は手が大きいので、レクルとかプレラだと軸の長さが短くて持ち辛いんだ…。コクーンだと平気なんだけども。
バランスはその点持ちやすくて助かります。太さも長さも申し分ない。私にはぴったり合ってます。

こんな風に、手の大きさとか癖で、使いやすい万年筆は人によって変わって参ります。
お手頃な国産三社の万年筆、書き比べてみてくださいませね!


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万年筆は難しくないよ、ということ。

万年筆ってかっこいい気がするけど敷居が高い…って思う方、多い気がするんですよね。
書き辛そうだなあとか、お値段高そうだなあとか、お手入れ大変そうだなあとかってご意見もよくお聞きする。
実際、私自身も子供の時分に父の万年筆を興味本位で触ってみて、筆記方向が分からなくて全然書けずに「これは難しいものだ」って思い込んでいたふしがございます。

違うんだよ、ってお話を順番にして参りますね。

先ず、書き辛くないです。
ペン先を向ける方向を間違えさえしなければ、紙の上にペン先を置けばインクはするすると出ます。
ボールペンの筆記に慣れていると吃驚するほど、筆圧要らずで文字が書けるよ。
ゲルインクで快適に書いてるよ、って方も一度お試しを。それ以上に滑らかですから!

お値段は、高価なものは確かに天井知らずです。
高級店に並んでいる軸の美しい舶来の美しい万年筆は15万だの20万だのします。
でも最初からそんなものに手は出しませんから! 寧ろ出せませんから!
国産の万年筆でペン先(ニブと言います)が鉄のものなら税抜き1000円からあります。
1000円くらいの万年筆は自分が万年筆に向いてるかな、やっぱりボールペンがいいかな、ってお試ししたい時に最適だと思います。
大丈夫だろう、使い続けられるな、って思う方は税抜き3000円からの価格帯のものがお勧め。
それだけのお値段出せばずっと長く使えるものが手に入ります。
国産有名三社、セーラーさん、パイロットさん、プラチナさんの3000円代のペンはどれも本当、優秀ですよ…。

お手入れ。これに関しては「毎日一文字でも書いてください」って、それだけです。
インクは万年筆の血液ですから、ちゃんと回してあげなきゃなんない。滞ると乾燥して固まっちゃう。まあ数日放置したくらいでは固まりませんけどね、インクの種類にもよりますが…って、これはまた別の話。
出来るだけ書いてあげる、インクがなくなったら洗う、これだけで十分です。
洗い方が分からない場合は、お近くの専門店で聞いてみましょう。
あと、パイロットさんがこんなページを作ってくださっているので、此処見ても良いよ。
http://www.pilot.co.jp/support/fountain/1122817726639.html

専門店の店員さんはお声掛けすると色々教えてくださるので、お願いするといいですよ!
大きなお店だと洗浄機持ってるから、インクが残って落ちないなあ、って時にお願いして洗って貰ってもいいんだよ。
…あ、でも感謝のしるしに、消耗品とか、そのお店で買いましょうね。

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ひとまず、ブログはじめましたのごあいさつ。

このSNS全盛のご時世に逆らって。めっちゃ久しぶりのブログです。
私も例に漏れずTwitterをとても楽しんでいるくちなのですが、五月雨式に流れていっちゃうのがどうにもね!と思いまして。ツイログも取ってるけど…なんかほら、違うじゃん…?

主に文具の話をね、書こうと思っております。
わたくし何度も何度もリフレインする生き物なので苦はないのですが「一番好きな万年筆は?」「初心者にお勧めの一本は?」って聞かれること多いので「此処に纏めて書いてあるよ!」って整理した文章提示したら親切なのでは? と思いまして。

適当に参ります。どうぞよろしく。


        
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